2月14日から17日まで熊本県八代市へ畳表の研修に行ってきました。イ草農家さんから直接教えていただけるので、毎回とても良い勉強になります!
写真は11月に植えた『イ草』です。今年は暖冬でイ草の育ちも早いそうです。この時期はしっかりと根をはる時期なので暖かすぎるのも困るそうです。
イ草から畳表に織るまでをしっかりと勉強させていただきました。
毎回、熊本へ来ないと分からなかった事などとても勉強になります。
良質な『イ草』を作るには土づくりから肥料を与えるタイミングなどを工夫している事を聞くことができました。
農家さんのお宅へ行って製織体験をさせていただきました。
写真はイ草の選別作業をしているところです。
織り機にセットする前に、一掴みをひろげて折れたイ草を取り除いています。このような地道な作業の積み重ねで品質の良い畳表を織っていきます。
私の選別したイ草を織り機にセットして織ります。
織り上がった畳表の仕上げ作業をしている所です。
イ草が切れてしまっていたり、イ草の太さが微妙に違う所を
取り除いています。とても細かく繊細な作業です。
しかし、もともと質の良いイ草を作ることで仕上げ作業も少なくなります。
この様な丁寧な作業が品質の違いとなります。
国宝級の畳表を織るイ草農家の吉田さんと。
土づくりからこだわり、最高のイ草を作る事で、畳表を織る時に選別作業などの手間が省けるのだと感じました。
吉田さんの家の梅の木。この梅が咲くタイミングで肥料を与えるそうです。
季節に合わせて作業を進める事で、イ草の色にも気を使っています。
そうした作業のおかげで、新品のキレイさはもちろん、年月を重ねて上品な黄金色に変わっていく畳表ができあがるのでしょう。
今回の研修では、やはり熊本まで来て、見て、触って、体験させてもらわなければ分からなかった事を教えていただけたことがとても良かったです。
この研修の成果を多くのお客様にて伝えていきたいと思います!