畳表の産地熊本へ行ってきました。

熊本の問屋さんが行っている畳表についての研修会に今年も参加させていただきました。

良い畳表をお客様に届けるためと、自分の店で使う物が誰がどうやって作っているのかを確かめたくて度々訪問させていただいています。


熊本へは羽田空港から1時間弱で到着します。
スマホの地図アプリと地形を見比べながらあっと言う間に到着しました。


イ草の育て方から畳表ができるまでを教えてもらいます。

イ草は長さによって選別して畳表に織り上げられます。

『イ草』を長さ別に選別をして、粒ぞろい、色の違う物、

このように広げて折れそうなイ草を取り除きます。

とても手間がかかりますが、仕上がりを左右する作業なので気が抜けませんでした。

 

選別が終わるといよいよ製織に移ります。

機織りのように織り上げていきます。

左右からイ草を飛ばして経糸の間を通していくのは見ていて飽きません!

 

織り上がった畳表。

 

 

織りあがった畳表のキズなどを確認して、イ切れなどがあれば直します。
とても繊細な作業でした。
この作業が無くなるように良いイ草作りと選別作業が大切になります。

私の織らせてもらった畳表にイ切れがありました。

れを自分で直しましたが、余計にキズにしそうで難しい作業でした!

本来はこの時期、根をしっかり張らせる時期で枯れてるのか?と思うくらい赤っぽいイ草ですが、

今年は暖冬でスクスク伸びてしまっていました。

これからの肥料の与え方などで調整するそうです。

最後に最高級品を見比べて、どこがどの様に良いかなどを参加した皆さんで話し合いました。

この様に質のとても良い畳表を、一人でも多くのお客様に届けられるようにこれからも日々勉強していきます。