畳を替えると言っても何をどうしたらよいかよく分かりませんよね?
施工方法は3通りあります。
1.畳すべてを新しくする新畳。
2.畳の表面の畳表を交換する表替え。
3.畳表をひっくり返して使う裏返し。
今回は1番目の新畳についてお話したいと思います。
新畳にする理由としてよくある事が、
長く使って劣化が進み交換時期になった。が多いです。
でも、劣化ってどのくらいなのでしょう?
目安としてお伝えしているのは、30年以上使っていて、
畳のデコボコや踏んだ感じが柔らかくなってきていないかを確かめてもらっています。
畳を新しくする場合はお部屋に合わせて作るので採寸をします。
お部屋の曲がりなど四辺を見るので一時間ほどかかります。
採寸についてはこちらもお読みください。↓↓
新畳にするには材料を選んでいただきます。
畳の構造についてはこちらも参考にしてください。↓↓
畳床には稲わらを使ったものと、木のチップを固めて板状にした建材床があります。
まず最初は稲わらを使った
わら床。
職人さんが手間暇かけて稲わらを何層にも重ねて機械で縫い上げてあり、自然素材特有の弾力があり足ざわりがとても良いです。
スタイロ床
わら床の良さを残しつつ芯の部分に発泡素材のスタイロフォームを使い、わら床よりも軽く湿気を溜めない作りになっています。
稲わらを使った畳床のメリットはやはり自然素材の適度な柔らかさ。縦横に重ねた稲わら(30㎝ほど)を縫って6㎝以下に圧縮させるのでしっかりとしていますが適度な弾力も持ち合わせています。
デメリットしてはたくさんの稲わらを使っているので重くなります。1枚30キロほどになります。
それと、長く使っていると、わらの並べ方にもよりますがデコボコが出やすくなります。
ここから建材床となります。
ケナフ床
自然素材のケナフ繊維と木質系チップを使った畳床。
わら床ともひと味ちがうほど良い柔らかな足ざわりです。
さらり床
稲わらをまったく使わず、木質系チップに茶殻を混ぜ合わせ消臭効果もある畳床です。
上部にウレタンのシートを縫い付けふんわりとした足ざわりの畳床です。
建材床のメリットは板状なので長く使ってもデコボコしにくい事と、軽いことでしょう。
デメリットとしては木の繊維を固めているので踏まれることで繊維が緩んでしまったり、何度も縫い直すと針の穴があいてちぎれてしまう事もあり寿命は わら床よりも短いようです。
最近の畳は木質系チップを使った建材床が主流になっていますが硬さが気になる物もあります。
お選びになる際には過ごしやすさを考え、足ざわりの良い柔らかな畳床を検討してみてください。
尚、当社では上記のケナフ床、さらり床を使っています。もちろん、稲わらを使った畳も取り扱っています。詳しくはこちら↓↓
天然素材の稲わらで作られた畳床にイ草を使った畳は、今どきで言えばSDG‘s
お米を作った副産物の稲わらを使って畳床を作り、そこに吸湿性のあるイ草でできた畳表を付けて、畳の寿命が来ればバラバラにして藁を取り出し再利用したり、
田んぼや畑などに入れたりして土に還り、そこからまた稲わらを使って畳を作る循環ができていました。
畳は日本の風土に合った素晴らしい敷物として永く使われてきたのですね。
無料相談承ります。
畳替えなどででご不明な事がございましたらお気軽に電話、メールで『○○の事で聞きたいのですが』とお問い合わせください。
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