「寒の表」の魅力とは?一冬に織られる特別な畳表の秘密
こんにちは、長野市畳替え専門店、畳工房マルヤマです。
今回は、冬の時期に織られる特別な畳表「寒の表(かんのおもて)」についてご紹介します。

畳表は、気温や湿度の影響を大きく受ける繊細な素材です。特に「寒の表」は、寒冷期ならではの環境で生産されるため、他の時期に織られた畳表とは一線を画す品質を誇ります。産地の問屋さんからも「カラッとした青白い色合いで、キュッと締まり、重量以上の腰がある」と高く評価されるほどです。では、なぜ「寒の表」が特別なのか、その秘密を詳しく見ていきましょう。
「寒の表」の最大の特徴:青白く美しい色合いと優れた締まり

畳表の品質は、気温や湿度によって大きく左右されます。冬は年間で最も気温・湿度が低いため、い草の特性を最大限に活かせる最適な環境が整っています。
1.
吸湿・放湿特性による理想的な仕上がり
い草の芯部はハニカム(蜂の巣)構造を持ち、湿度を吸収・放出する性質があります。
冬場は空気が乾燥しているため、製織前夜の加湿でイ草がふわっと膨らみます。その状態で織機にかけることで、しっかりと織り込まれ、畳表が完成します。その後、含んでいた水分をじっくりと放出することで、余分な湿気が抜け、カラッとした青白い色合いになり、キュッと引き締まった畳表が仕上がるのです。

2.
他の時期と比べると一目瞭然
「寒の表」の美しさと品質の高さは、他の時期に織られた畳表と比較するとより明確になります。
例えば、6月に製織された畳表と、その5ヶ月前の1月に製織された「寒の表」を並べて比べると、その違いは歴然。6月製織の畳表は湿度の影響を受けやすく、色ムラや緩みが出やすい傾向があります。一方、「寒の表」は均一で美しい仕上がりとなり、より締まりのあるしっかりとした畳表になります。
「寒の表」はこんな方におすすめ!

「畳のことは詳しくないけれど、できるだけ質の良いものを選びたい」という方は、ぜひ「寒の表」に注目してみてください。特に、以下のような方におすすめです。
✅色ムラが少なく、美しい畳を求める方
✅しっかりと締まった丈夫な畳がほしい方
✅長く使える畳表を選びたい方
冬ならではの環境で生まれた特別な畳表「寒の表」。
ぜひその品質の違いを実感してみてください!
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まとめ

冬ならではの環境が生み出す「寒の表」は、畳の中でも高品質で、長持ちするのが特長です。
畳替え、表替えで畳選びの際は、参考にしてください。
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